ビジネスブックマラソンで紹介されていた『仏の心で鬼になれ。:「上司道」を極める20の言葉』という本。

『仏の心で鬼になれ。』田中健一・著 vol.3061 | 「ビジネスブックマラソン」バックナンバーズ

赤ペンチェックを見ていると、プロダクトマネジャーとしても参考になりそうな言葉がありますね。

特にこの言葉は改めて納得です。

「行動指示」をするな、「結果指示」をせよ

メンバーが思うように仕事をしてくれないという場合、指示に問題がある場合が少なくありません。中でも、結果のイメージが共有できていないことがよくありますが、それはまさに「結果指示」ではなく「行動指示」をしてしまっていることが招く結果ですね。

少し古い記事ですが、”The Power of Pull”について調べていて見つけた記事。

[MIT Media Lab講演レポ] 伊藤穰一&石井裕「成功するサービスほど変化する。必要なのは想定外を許容する風土」 – エンジニアtype

ここではアジャイルに話しがつながっていきますが、オープンイノベーションにもつながりますね。

個人の働き方としても、なんでもかんでも自分でできるようにするのではなくて、自分でできること、できないことを見極めて、自分よりも得意な人がいれば、引っぱってこられるようなことの方が大切になってきますね。そうなると求められるのは、いろいろなことをそつなくこなせることよりも、信頼とかリーダーシップとか、その根っこにあたるビジョンとか、それを伝えるストーリーの力とか。

もう少し深く考えるきっかけに『「PULL」の哲学 時代はプッシュからプルへ―成功のカギは「引く力」にある』を読んでみたいですね。

「The Power of Pull」というのは、必要な時に
ネットワークからリソースを引っぱってくる力のこと。

インターネットの時代である今、
探している情報がどこにあるかが分かることが重要です。
どれだけ頭に知識を蓄積できるかよりも、
探しているものの探し方、学び方、
どういう人に聞けば良いかといった
コラボレーションスキルの方が大切なんです。

「PULL」の哲学 時代はプッシュからプルへ―成功のカギは「引く力」にある
ジョン・ヘーゲル3世 ジョン・シーリー・ブラウン ラング・デイヴソン 桜田 直美
4072761273

経済的な価値をもたらすものが農耕から産業へ、そしてサービスへと移ってきた現代ですが、次の価値である「経験」へと移りつつあるということから、「経験は”新しい”製品」と説くプレゼンテーションです。後半から詳しい”Experience Strategy”が紹介されています。

Experience is the “NEW” Product | /var/log

間が開いてしまいましたが、PMstyleコラムでの「プロダクトマネジメント入門」の連載3回目です。今回は、しばらく前からよく耳にするようになった「インテリジェンス」とプロダクトマネジメントについて書いています。

pmstyle-プロダクトマネジメント入門(3)- プロダクトマネジメントにおける「インテリジェンス」

今回は第1回の「プロダクトマネジメント体系」で紹介した「コンペティティブ・インテリジェンス」について考えていく。

◆「インテリジェンス」を集める意義
「インテリジェンス」という言葉は、日本でもここ数年で関連する書籍や雑誌記事が出回り、特に解説などすることなく使われることが増えてきた。あえて解説をする場合、同じように「情報」と訳すことができる「インフォメーション」と区別して紹介されることが多い。その場合、「インフォメーション」は事実に関する情報であり、一方、「インテリジェンス」は、「インフォメーション」を分析し、意思決定に用いることができる情報という違いがあると言われている。例えば、情報システムの分野で一昔前から注目されている「ビジネスインテリジェンス」というソリューションがあるが、これは企業内に蓄積されたさまざまなデータを収集し、必要があれば外部のデータも取り込み、意思決定を行う際に利用されるソリューションとしての活用が期待されているものである。

つまり、「インテリジェンス」とは単なる情報ではなく、意思決定につなげることができる意味のある情報なのである。

原稿を書くために『Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る』を久々に読み返しました。とても参考になる本です。

これまできちんと紹介はしていなかったので、またメインblogの方で改めて紹介しますね。

Subject To Change ―予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る
Peter Merholz Brandon Schauer David Verba Todd Wilkens 高橋 信夫
4873113857

ネットでも電子書籍が紙の本よりも大幅に安くはならない理由を紹介している記事を見かけますが、「普通の」顧客としては、そんな仕組みは関係なく、ベゾスが言うように当然安くなると思っても不思議ではないですね。そういう中で、日本の出版社は「横並び」や「慣習」からどうやって抜け出していくんでしょうか。

キンドルが開けた「パンドラ」 競争が崩す商慣習 :日本経済新聞

 すでにキンドルは、日本の出版業界の意識改革を促したと指摘する関係者もいる。PHP研究所で電子書籍関連の事業を担う中村由紀人・事業開発本部長は、こう語る。

 「アマゾンは再販と委託で守られてきた『村社会』に、いきなり外国のルールを持ち込んできた。もう少し配慮が欲しかったという思いがある半面、おかげで出版業界全体の目が覚めたという思いもある。いつまでも同じことを繰り返すのではなく、我々自身も変わらないといけない。紙の出版市場はますます厳しい状況。リスクをもって進んだ出版社のみが、生き残るのではないでしょうか」

 現在、横並びの電子書籍の価格については、公取委から何らかの指摘が入る可能性もある。ベゾスCEOはこういった。

 「物理的なコストがかかっていない電子書籍は当然紙の本より安くなると消費者は期待する。それを前提にどういう流通戦略をとるかは、出版社の経営手腕の見せどころだ」。キンドル上陸で、もう「パンドラの箱」は開いたのだ。そういわんばかりの笑みを浮かべている。

時代は繰り返すのか、Googleが垂直統合型のビジネスにシフトしつつあるのではという記事です。記事中にはApple、Microsoftの名前が挙がっていますが、ここにAmazonも加わって、4社での「ハード+サービス」の競争が本格化するでしょうか。

グーグルも自社ブランド製品開発で統合型ビジネスモデルに | IT Leaders

これら新型製品に見られるように、グーグルはネット上のみならず、形ある製品の開発にも自社の経営リソースを注ぎ込み始めた。多機能携帯端末は、市場が活性化するとともにIT業界の業界構造をも大きく変化させつつある。アップルと対抗するネットの巨人が垂直統合型ビジネスモデルを取り込み始めたことで、今後さらなる業界構造変化の行方が注目される。

すでに募集が終わってしまっていますが、IDEOのインキュベーターの取り組みについての記事です。応募は15日まででしたが、一体、どういう企業が選ばれるんでしょうか。

IDEO Launches A Start-Up Incubator (But Don’t Call It An Incubator) | Co.Design: business + innovation + design

“We’re not an incubator. But we believe that design built into an organization will help build the types of companies that will help change the world,” IDEO Partner Iain Roberts tells Co.Design. “My experience in this field is, too often people are interested in raising the capital to grow, rather than building a great product that will build a great audience.”

以前に読んだ『経営参謀の発想法』をぱらぱらと読み返していたのですが、第4章「組織を構築する」で、プロダクトマネジャーについて触れられていました。改めてプロダクトマネジメントの定義を再確認する意味にもなるのでメモ的に。

これに対して(※)、機能別、あるいは事業部別組織を前提としつつ特定のニーズに着目して、機動的アウトプットを志向する第三のアプローチがある。プロジェクト・チーム、プロダクト・マネジャーおよび特命支援組織がそれである。
(中略)プロダクト・マネジャーは特定の製品やブランドに関し、マーケティング機能を中心に開発から製造・販売に至るライフサイクル全体の最適化を図るものである。(後略)

※この部分は組織機構論について触れている部分で、「これに対して」と言っているのは、組織機構の第一の例として事業部制、第二の例としてマトリクス組織を紹介したことを受けての書き出し。

経営参謀の発想法 (PHP文庫)
後 正武
456966413X

デジカメが主流になった時のことを引き合いに出し、コダックと富士フイルムを比較して、プロダクトマネジャーが考えるべきことを解説しています。フィルムカメラが廃れたので、一見似ているデジカメに事業の軸を移すというのではなく、自社の強みを再考することの重要性を説いています。読んでみれば、よく言われていることではありますが、初学者向けのミニケースとして使えそうな内容です。

Picture Perfect Product Management (being a product manager includes both product marketing and product management)

Instead, what they did was to take a step back and ask themselves the question “what does Fujifilm do well?” The answer to this question turned out to be that Fujifilm was a very good chemical company.

(中略)

The Fujifilm product managers discovered that the company’s chemical expertise was needed in the development of films used in the creation of LCD panels for computers, TVs, and cell phones. It also turns out that the world of cosmetics had a need for Fujifilm’s ability to prevent photos from fading over time. Finally, the world of healthcare could use Fujifilm’s expertise to develop ways for the human body to do a better job of absorbing chemicals.

大失敗!―成功企業が陥った戦略ミステイクの教訓
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