経済的な価値をもたらすものが農耕から産業へ、そしてサービスへと移ってきた現代ですが、次の価値である「経験」へと移りつつあるということから、「経験は”新しい”製品」と説くプレゼンテーションです。後半から詳しい”Experience Strategy”が紹介されています。

Experience is the “NEW” Product | /var/log

間が開いてしまいましたが、PMstyleコラムでの「プロダクトマネジメント入門」の連載3回目です。今回は、しばらく前からよく耳にするようになった「インテリジェンス」とプロダクトマネジメントについて書いています。

pmstyle-プロダクトマネジメント入門(3)- プロダクトマネジメントにおける「インテリジェンス」

今回は第1回の「プロダクトマネジメント体系」で紹介した「コンペティティブ・インテリジェンス」について考えていく。

◆「インテリジェンス」を集める意義
「インテリジェンス」という言葉は、日本でもここ数年で関連する書籍や雑誌記事が出回り、特に解説などすることなく使われることが増えてきた。あえて解説をする場合、同じように「情報」と訳すことができる「インフォメーション」と区別して紹介されることが多い。その場合、「インフォメーション」は事実に関する情報であり、一方、「インテリジェンス」は、「インフォメーション」を分析し、意思決定に用いることができる情報という違いがあると言われている。例えば、情報システムの分野で一昔前から注目されている「ビジネスインテリジェンス」というソリューションがあるが、これは企業内に蓄積されたさまざまなデータを収集し、必要があれば外部のデータも取り込み、意思決定を行う際に利用されるソリューションとしての活用が期待されているものである。

つまり、「インテリジェンス」とは単なる情報ではなく、意思決定につなげることができる意味のある情報なのである。

ネットでも電子書籍が紙の本よりも大幅に安くはならない理由を紹介している記事を見かけますが、「普通の」顧客としては、そんな仕組みは関係なく、ベゾスが言うように当然安くなると思っても不思議ではないですね。そういう中で、日本の出版社は「横並び」や「慣習」からどうやって抜け出していくんでしょうか。

キンドルが開けた「パンドラ」 競争が崩す商慣習 :日本経済新聞

 すでにキンドルは、日本の出版業界の意識改革を促したと指摘する関係者もいる。PHP研究所で電子書籍関連の事業を担う中村由紀人・事業開発本部長は、こう語る。

 「アマゾンは再販と委託で守られてきた『村社会』に、いきなり外国のルールを持ち込んできた。もう少し配慮が欲しかったという思いがある半面、おかげで出版業界全体の目が覚めたという思いもある。いつまでも同じことを繰り返すのではなく、我々自身も変わらないといけない。紙の出版市場はますます厳しい状況。リスクをもって進んだ出版社のみが、生き残るのではないでしょうか」

 現在、横並びの電子書籍の価格については、公取委から何らかの指摘が入る可能性もある。ベゾスCEOはこういった。

 「物理的なコストがかかっていない電子書籍は当然紙の本より安くなると消費者は期待する。それを前提にどういう流通戦略をとるかは、出版社の経営手腕の見せどころだ」。キンドル上陸で、もう「パンドラの箱」は開いたのだ。そういわんばかりの笑みを浮かべている。

時代は繰り返すのか、Googleが垂直統合型のビジネスにシフトしつつあるのではという記事です。記事中にはApple、Microsoftの名前が挙がっていますが、ここにAmazonも加わって、4社での「ハード+サービス」の競争が本格化するでしょうか。

グーグルも自社ブランド製品開発で統合型ビジネスモデルに | IT Leaders

これら新型製品に見られるように、グーグルはネット上のみならず、形ある製品の開発にも自社の経営リソースを注ぎ込み始めた。多機能携帯端末は、市場が活性化するとともにIT業界の業界構造をも大きく変化させつつある。アップルと対抗するネットの巨人が垂直統合型ビジネスモデルを取り込み始めたことで、今後さらなる業界構造変化の行方が注目される。

デザイン思考をきちんと学ぶには、やはり体験が必要ですが、こういう課題解決型のプログラム、しかもテーマが今日的なものというのは良い設定ですね。

12週間で社会を変えるアイデアを形にする「BREAKER」のデザイン教育プログラム | greenz.jp グリーンズ

プロジェクトベースの学びとデザイン思考、そして社会的起業をうまくブレンドした教育プログラムが、BREAKERです。アイデアをだし合うだけではなく、現実に地域や世界で課題となっているテーマに、本気で取り組むことほど、参加メンバーの意欲をかきたてるものはないでしょう。

ソーシャルデザイン (アイデアインク)
4255006229

Twitterのプロダクト開発が垣間見られる面白い記事。

米国Twitter初の海外新卒エンジニア・野口勝也氏が学んだ、「シンプルなプロダクト開発の極意」|キャリアアップ|トピックス|Computerworld

2ページ目に載っているTwitterとGoogleの視点の違いは面白いですね。技術のすごさ(だけ)ではなく、小さい変化を積み重ねていく。

「GoogleもTwitterも、技術とユーザーを大切にするという文化は似ています。ただ、重視する部分は違うと思いますね。これはあくまで僕の主観ですが、Googleには凄腕ハッカーも多く在籍し、『問題点をどんなふうに技術で解決するか』というテクノロジー的な視点が最も大切にされているという印象がありました。

一方で、Twitterは『その開発はユーザーにとってどんな意味があるか』という視点を最も重視しています。例えば、リンクの色を変えてみたり、使っている言葉を変えてみたり、ちょっと見ただけではあまり違いが分からないような変更をして、実験を繰り返す。こうした『ものすごく小さな変化』でも、アクティブ率が変わりますから」

最後のページに載っているユーザの声を聞く部分も興味深いです。なんでもかんでも聞くのではなく、その背後にある本質を見極めること。

例えば、一般的なエンジニアならユーザーやサポートスタッフからの声をそのままプロダクトに反映するのに対し、優れたエンジニアはリクエストの裏側にある本質的な問題を見つけ、解決策を提案できる。

全員のリクエストをすべて入れてしまうと、プロダクトは複雑になります。でも、たくさんのリクエストを突き詰めていくと、実はすごくシンプルなものに行き着いたりしますからね

小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密
4822248968

製品開発にかかわることから、プロダクトマネジャー自身のことまでさまざまな意見が出ていますね。

(13) Product Management: What mistakes should a product manager never make? – Quora

Not listening.

Expansion: The main job of a PM is to be constantly be representing everyone: Customers, Engineers, Management, etc. The only way to do that is to be constantly listening to everyone. Listening can mean asking questions!

Seek to understand, then to be understood.

任せる技術―わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん
4532316758

島根県が「リーン・スタートアップ」を意識したビジネスモデル創出支援を実施。システム開発にはRubyとアジャイル開発を採用。関連書籍の出版もあり、最近はアジャイルなプロダクトマネジメントへを実践していこうとする動きが出てきていますね。

「リーン・スタートアップ手法を取り入れる」、島根県がビジネスモデル創出支援:ITpro

事業はリーン・スタートアップと呼ばれる手法を取り入れて進める。リーン・スタートアップとは、短期間で仮説の検証とピボット(小さな方向転換)を繰り返し、ビジネスモデルを発見するプロセスである。具体的には「申請段階での仮説に対して第1段階では、必要最小機能(MVP、Minimum Viable Product)による検証、評価を行い、それをクリアできて初めて第2段階であるサービス開発を行い、サービス開発後もサービス投入、検証、サービス改善へのフィードバックループを繰り返す」(島根県)。

リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

4822248976

タグチメソッドの話しですが、「お客さま視点の品質」は何かを考える視点として参考になります。理解するのは簡単ですが、実際にやってみるとたしかに難しいですね。

雑談・品質工学 長谷部先生との対話(1):あなたが作っているコレ、一番大切な機能はどれ? に即答できますか – @IT MONOist

――タグチメソッドは難しいと思っている方が多いと思うのですが。

長谷部 まず、「お客さま視点の品質」という考え方に変えることが難しい。最もネックになるのは、「一番基本の機能」が何で、それがどうあるべきなのかを見いだすこと。これが難しいんですね。いろいろな会社に指導に行きますが、この議論に8割~9割の時間を割きます。指導先の企業では、以前からある商品を少し改良したいということを目的にしている場合がほとんどなので、「基本の機能」なんて考えないんです。だから僕が「そもそもの狙い」とか「基本の機能」なんていうと、けげんな顔をしますよ。でもここが重要。それが分かったら、十分にいじめれば実力があるかどうか分かるでしょ? 「いじめれば分かる」というのが、僕のキーワードですから。

タグチメソッド入門 (日経文庫)
4532111978

少し前にIPAから出た報告書。アジャイル開発などの非ウォーターフォール型開発について触れられています。本編のインタビューまで読むと「「プロジェクト」から「プロダクト開発」へと形態が変化」という興味深い指摘があります。

非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査報告書

ここ15年以内に創立した企業は、ソフトウェア開発はビジネスのメインの一部になっている。
これらの企業では「プロジェクト」という形態でなく、むしろプロダクト開発(サービス開発を含む)であり、ソフトウェア開発はラインのビジネスユニットの内側にある(例えば、銀行のIT部門とfacebookを比べてみると良い)。プロダクト開発はプロダクトマネジャ(マーケティングに強い)とテクニカルリード(技術に強い)のペアによって指揮される。
成功している企業は両方(マーケットと技術)のスキルを、プロダクト開発のリーダーのポジションにおく(1人もしくは2人ペア)。これらの会社では、初期製品を作って、それを成長させるため、開発と保守の区別もなくなりつつある(例えばGmailやfacebookは、一週間に2回デプロイされる)。
これらの企業は、Eric Riesの”The Lean Startup”(邦訳:『リーンスタートアップ』日経BP)のようなやり方で製品を成長させる。保守、というふうには考えておらず、継続拡張だと捉えている。これらの企業では、アジャイルはすでにここ数年で広く普及している。

リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

4822248976